
生産者
鈴木忠光 | 米農家 鈴忠
いわき市常磐岩ケ岡町山ノ根24
室町時代から続く米農家の29代目は
こだわりのお米で「食を守る」元消防士
この生産者について
室町時代から続く米農家の29代目である鈴木忠光さんは、25歳の時にいわき市の消防士となるも同年に祖父と父を亡くし、米農家を継ぐことに。消防と農業の忙しい日々を送る中、東日本大震災が発生。改めて食の安全の大切さを痛感し、消防を早期退職して専業の米農家に。現在は、環境保全型農業研究会「農Limit」に加盟しながら、自然栽培や減農薬・減化学肥料にこだわり、安全・安心で美味しいお米作りに勤しんでいます。
■LINE
https://lin.ee/TdYZeBm
■Instagram
https://www.instagram.com/suzu_tyu/
■note
https://note.com/suzu_tyu
生産者情報
| 生産者 |
鈴木忠光 | 米農家 鈴忠 |
|---|---|
| 住所 |
いわき市常磐岩ケ岡町山ノ根24 |
| オンラインショップ |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
写真
こちらは鈴木忠光さんの自宅に保管されている「大福帳」。忠光さんの祖父忠長さんが、昭和33年にまとめました。室町時代の大永3年(1523年)の初代忠兵衛から現代までの系譜が記されています。これにより忠光さんは自分が29代目であることを知りました。
鈴木家では、代々名前に「忠」の字を受け継いでいることから、「米農家 鈴忠」という名前でお米を生産しています。ロゴマークは実際の家紋がモチーフになっています。
現在、約4haの水田で自然栽培や減農薬・減化学肥料のコシヒカリを生産。忠光さんがいわき市の消防士になった25歳の年に、父と祖父が次々と亡くなり、悲しみの中、何も分からないまま米農家の跡を継ぎました。初めの10年は、消防士の仕事の傍ら、近所の方に教えてもらいながら米作りをしたそうです。
消防士と米農家の兼業に勤しむ日々を送っていた時に、東日本大震災が発生。消防士として多くの被災現場や社会の混乱を目の当たりにした忠光さんは、食の安全や今後起こりうるインフレーションを危惧。「食は幸福の基盤。自分が米を作ることで、家族や自分の周りの人達を守り幸せにしたい」との思いから、消防を早期退職し、専業の米農家になりました。
こちらは忠光さんが30代半ばから試行錯誤を経てたどり着いた、こだわりの「ちどり植え」。整然と並んだ列から交互に1株ずつを取ったような植え方で、通常16cmの株間が32cmになり、苗の1本1本がしっかりと栄養を吸収ししっかりと根を張るため、倒伏しにくい上、多くの稲穂が実ります。
また、代々受け継がれてきたこの地域の土壌は地力が強く、味の良い米がとれるとのことで、江戸時代には幕府の直轄地となり、とれたお米は港から江戸まで運ばれていたそう。そんな土壌をさらに改良すべく、忠光さんは稲刈り後に米ぬかや必要に応じてもみ殻燻炭をすき込みするなど、土づくりにも力を入れています。
令和2年に「農業に限界(Limit)はない=No Limit」をコンセプトに発足した環境保全型農業研究会「農Limit」に加盟。「化学肥料や農薬に頼らない持続可能な農業」「技術向上を目指し常に挑戦し続ける農業」に日々取り組み、生物の多様性の保全や地球温暖化防止の促進を目的に活動しています。
そんな忠光さんが手掛けるお米は、世界最大規模のお米のコンクール「第24回米・食味コンクール国際大会」ではベストファーマー賞、県主催の「2023みんなでチャレンジ!環境保全型農業コンテスト」では最優秀賞を受賞。県のGAPであるFGAPも取得しています。
令和元年に設立した「ABURAYA合同会社」では、「米農家 鈴忠」で生産したお米を直接販売しています。LINE公式アカウント(https://page.line.me/814cdwxu)から早期予約も可能です。
「自分が食べているお米は、どんな生産者が、どんなこだわりを持って、どんな想いで作っているのか」を消費者の方に知ってもらうことで、より美味しく食べて頂けるのではという思いから、お米を生産する過程をSNSで発信しています。
Instagram(https://www.instagram.com/suzu_tyu/)
毎年秋の4日間、鹿島町走熊にある忠光さんの叔父が経営する「ギャラリー創芸工房」で「野菜とお米の収穫祭」を開催しています。「米農家 鈴忠」のお米や忠光さんと同じ志を持つ農家さんの新鮮な野菜を販売。なお、同ギャラリー併設の「創案cafe」では、年間を通じて展覧会期中は「米農家 鈴忠」の酵素玄米と季節の野菜のプレートランチが楽しめます。(要予約)
ギャラリー創芸工房 https://g-sougei.com/
20~30代は、1ヶ月に10冊を目標に本を読み、農業に加え、消防士として多岐に渡る分野で経験を積んだ忠光さん。40代は今までの縁と経験を大切にしながらオリジナルの生き方をしたいと考えています。これまで先祖代々受け継がれてきた米作りで、今後も家族や周りの人達を守りつつ、最終的には、お子さんが安心して農業を継げる環境を整えて、30代目になってもらいたいと笑顔で語ってくれました。
栽培している野菜
この記事をシェア

