生産者

この生産者について

元地域おこし協力隊のサンディこと三戸大輔さんが川前町に立ち上げたブルワリー。自らホップと大麦を栽培し、醸造したクラフトビール「カワマエ―ル」をはじめ、多種多様な原料を加えたオーダーメイド醸造も人気。小規模生産ならではの、ここでしか味わえないオリジナリティ溢れるクラフトビールをどうぞ!

※お求めの方は、事前にお電話等でお問い合わせください。

【ホームページ】https://www.sandi.beer/
【Instagram】https://www.instagram.com/sandibrewery/

生産者情報

生産者

SANDi BREWERY

住所

福島県いわき市川前町下桶売 字藪ノ上130

Google map
電話番号

070-8424-0978

補足情報

更新日:2026年2月5日

情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。

写真

2025年2月、川前町に元地域おこし協力隊のサンディこと三戸大輔さんがオープンしたクラフトビール醸造所「SANDi BREWERY」。清流のそばにある元食堂の空き家を改築し、川前町で自ら栽培したホップや大麦などの原料を取り入れたビール「カワマエ―ル」を始め、多種多様なクラフトビールを醸造しています。

サンディさんは、以前、地元いわきの住宅メーカーに勤めていました。東日本大震災発生後、目が回るような建設ラッシュが過ぎると、ピタッと契約が取れなくなり、自分を責め、精神的に疲弊。自分を見つめ直すため、サンディさんは仕事を辞めて、日本一周の旅に出ました。

沖縄のゲストハウスで出会った、タイから帰国したばかりの二十歳位の女性に感化され、サンディさんは海外を巡る旅をスタート。タイから陸路でインドまで放浪。インドのゲストハウスで出会った日本人から、オーストラリアのワーキングホリデー制度の話を聞き、旅が続けられるチャンスと思ったサンディさんは、早速ビザを申請しました。

ビザを取得したサンディさんは、ワーキングホリデー制度を活用し、オーストラリアへ。バナナ農園でアルバイトをしながら、オーストラリア生活を満喫していた折り、スーパーで偶然見かけた、ビールを自作できる「ホームブリューキット」を興味本位で購入し、初めてビールを醸造。シェアハウスのメンバーに振舞ったところ、「おいしい!」と大盛り上がり。この出来事をきっかけに、サンディさんはビール造りに没頭するようになっていきました。

「本格的にビールを造りたい」という想いが強くなり、再びワーキングホリデー制度を活用し、ビールの本場ドイツのベルリンへ渡航。早速、ベルリン市内の醸造所を周り修行させてもらえないか直談判するも、ほぼ全滅。そんな中、偶然建設中のブルワリーを発見し、飛び込みで頼み込みました。すると「給料は出せないけど、インターンシップなら働いていいよ」と快諾してもらい、ようやくビール造りの修業がスタート。その後、給料が出る別な醸造所も見つかり、ドイツで合計1年間修業しました。さらには周辺ヨーロッパやイギリス、アメリカなど、ビールで有名な各国のブルワリーを巡り知見を深めていきました。

帰国後、醸造所の起業の仕方を学ぶため、広島県福山市へ。そこで出会った岡山県の方が地域おこし協力隊制度を活用して地域貢献をしながら醸造所を開業したという話を聞き、自分も地元いわきで地域おこし協力隊になり、地元をビールで盛り上げ、醸造所を立ち上げたいと思うようになりました。

2020年6月、サンディさんは、無事、いわき市川前町の地域おこし協力隊に。川前町は、山間の豊かな自然が広がる一方、空き家や休耕地の増加が課題となっていました。いわきの里鬼ヶ城への誘客、なたね油やしみもちのPRといった市から与えられたミッションのほか、地元産品を活用したビールを開発することで地域貢献になると考え、自ら定めた目標に向かって地域おこし協力隊の活動を始めました。

サンディさんは川前町の住民に説明会を開き、少しずつ理解を得て、「ビールの里川前プロジェクト推進会」を設立。ホップや大麦の栽培方法を学び、約800㎡のホップと大麦畑を作り、栽培をスタート。栽培しているホップは、柑橘系の爽やかな香りが特徴のカスケードと心地よい苦みとハーバルな香りが特徴のハラタウの2種類。多年草のホップは、4月頃に土の中の株を掘り起こす「株開き」を行い、8月頃に収穫します。収穫時は、ホップの笠の開き具合をチェックし、完全に開く前に摘み取ります。

大麦は秋に種を蒔き、5月頃に収穫。茎や葉が黄色くなり、穂が垂れ下がってきたら収穫のサイン。収穫した大麦は、発芽させることで酵素を活性化させ、その後乾燥させる「モルト化」という工程を行います。この乾燥の温度や時間によって、モルトの香ばしさや色合いが決まってくるそうです。

ビールの味わいは、ホップ・モルト・酵母・水の4つの原材料の組み合わせによって大きく変化します。モルトからビールの元となる麦汁を仕込み、ホップを加えて煮沸。そこに酵母を加えて発酵させ、十分に熟成させます。

熟成中は、温度管理を徹底。貯酒タンクを電気毛布で包んで保温したり、冷却装置を使って冷やしたりすることで、適切な温度に保ちます。

沈殿した酵母を取り出し、発酵具合をチェックするサンディさん。この段階では、ビールはまだ尖った味わいなので、さらに熟成させてまとまりのある味わいに仕上げていきます。

地域おこし協力隊を卒業し、醸造免許を取得したサンディさんが、2025年5月から一般販売を開始した「KAWAMALE(カワマエ―ル)」。このネーミングには「川前」とビールの種類である「エール」、応援という意味の「エール」という3つの意味が込められているそう。ラベルには川前町を代表するスポットが描かれており、サンディさんの川前町に対する熱い思いが込められています。

「カワマエ―ル」は現在2種類。右はホップにカスケードを使用した「アメリカンスタイルエール」で、柑橘系のフレーバーと苦味が特徴で飲みごたえのある味わい。左はハラタウを使用した「ベルジャンセゾンスタイルエール」で、ほんのりスパイシーでスッキリとした味わいが楽しめます。どちらも川前産のホップと大麦を使用して造られています。

醸造所内にはこれまで試作したものも含め、様々なクラフトビールの瓶がズラリ。小規模生産だからこそ可能なオーダーメイド醸造も行っており、昨年、市内企業の依頼を受けて醸造した「チャコちゃん農園」のブルーベリーを使用したオリジナルビールも大好評だったとか。

サンディさんは、毎年市内で開催されている大人気イベント「ビア博いわき」実行委員会にも参加しており、地元いわきを手製のクラフトビールで盛り上げています。今年は5月29日(金)~31日(日)の3日間、アリオス前のいわき中央公園での開催を予定しています。

「少量生産だからこそ、失敗を恐れず色々なビール造りを試せるのがこのブルワリーの特徴だと思います。今後は色々なお店や企業様とコラボしたオリジナルビールをどんどん造っていきたいですね。それから、いわき産の果物を使ったビールにも挑戦してみたいです」と語るサンディさん。サンディさんが生み出す、オリジナリティ溢れるクラフトビールを、あなたも味わってみませんか?

栽培している野菜

栽培野菜を買える場所

  • SANDi BREWERY

生産者の一覧に戻る