こうやって測っています

いわきに水揚げされた水産物(出荷制限を受けたものを除く)は、事前の国県等のモニタリング検査に加え、回遊性魚種については、小名浜機船底曳網漁業協同組合、中之作漁業協同組合において、沿岸性魚種については、いわき市漁業協同組合、小名浜機船底曳網漁業協同組合において、自主的に放射性物質の測定が行われています。

いわき水揚げ水産物 モニタリング検査
NaIシンチレーター等を活用し、国県等の検査と併せ、出荷前の安全確認モニタリングを実施します。基準値を超える可能性がある場合には、関係機関に早急に報告し、右のステップに進みます。
ゲルマニウム半導体による精密検査
対象魚種について、出荷自粛を要請するとともに、福島県農業総合センターにおいて、ゲルマニウム半導体による精密検査を実施します。 県の検査において、基準値を超えた場合、対象魚種について出荷が制限されることとなります。
放射能と魚のQ&A
国立研究開発法人 水産総合研究センター
国立研究開発法人 水産総合研究センターでは、これまでのモニタリング調査の結果に基づき、放射性物質が魚に及ぼす影響などを分かりやすくご紹介しています。
くわしくはこちらをご覧ください。

いわき市の水産物安全確認モニタリング体制
「Nal(Tℓ)シンチレーター」等により、出荷前の安全確認モニタリングを実施

回遊性魚種

小名浜機船底曳網漁業協同組合、中之作漁業協同組合
アクロバイオ製 食品等放射能検査装置 Captus3000

沿岸性魚種(試験操業対象魚種)

いわき市漁業協同組合、小名浜機船底曳網漁業協同組合
アクロバイオ製 食品等放射能検査装置 Captus3000
テクノエックス製 食品等放射能検査装置 FD-08 Cs100

NaI(Tℓ)シンチレーター等を用い、出荷前の安全確認モニタリングを実施します。
また、定期的に安全継続確認モニタリングを実施しております。

具体的な測定方法

【1】前処理方法

洗浄

厚生労働省の「食品の放射性物質検査における試料洗浄方法」に沿って、20秒間程度の流水洗浄を行います。

採肉

検体毎に魚体の大きさを測り、尾数、漁獲情報等をスクリーニング記録簿に記録します。その上で魚種等毎に食べる形態を考慮して可食部を採肉します。

詰込

細断した検体をマリネリビーカーに充填し、検体重量を計測します。

【2】計測方法

条件の入力、測定開始

  • 検体重量を入力
  • 測定対象核種(セシウム)を確認
  • 測定時間を確認
  • 測定開始