
生産者
農地所有適格法人 いわき小名浜菜園株式会社
いわき市小名浜住吉字入海3-1
日本最大級の大型ハウスで、環境を緻密にコントロール。
自然と技術、人の手で育てる、高品質なトマト。
この生産者について
2棟合わせて約10ヘクタールに及ぶ大型温室で、ココヤシ殻の培地を使った養液栽培を行っています。
温室内では、トマトの生育に必要な光・温度・湿度・水分などを細やかに管理し、オリジナル品種を中心に6種類ほどのトマトを栽培しています。
食の安全、環境保全、労働安全に配慮した持続可能な農場運営の認証制度【JGAP】に加え、持続可能性をさらに強化した【+SA】を取得。環境にも人にも優しい農業に取り組んでいます。
品種ごとの特長に合わせて熟度を見極め、最適なタイミングで収穫されたトマトは、いわき市内のスーパーや直売所などで購入することができます。
【オフィシャルホームページ】
https://iwaki-onahamasaien.com
生産者情報
| 生産者 |
農地所有適格法人 いわき小名浜菜園株式会社 |
|---|---|
| 住所 |
いわき市小名浜住吉字入海3-1 Google map |
| 電話番号 |
0246-76-1794 |
情報提供当時と現在の情報が異なる場合がございます。ご了承ください。
写真
カゴメ株式会社の大型菜園として2005年6月にトマトの栽培を始めました。
日照時間の長さや気候がトマト栽培に適しているとのことから、東北の生産拠点としていわき市が選ばれたそうです。その広さは東京ドーム2つ分にもなります。
200〜250人のスタッフが、おいしいトマトを届けるために日々力を尽くしています。
現在栽培しているトマトは、「高リコピントマト」「高βカロテントマト」「高GABAトマト」の機能性を高めたオリジナル品種をはじめ、中玉の「ラウンドトマト」、ミニトマトの「アイナ」「チェリートマト」の6種類です。
それぞれの品種の持ち味を生かせるよう、栽培方法や収穫時期にも細やかな工夫が重ねられています。
トマトの生育に欠かせないのは、光、水、二酸化炭素、温度、湿度といった要素です。いわき小名浜菜園では、これらを常にモニタリングしながら、制御システムによって天窓の開閉や、パイプを流れる水・温水による温度や湿度の調整を行い、トマトにとって望ましい環境を保っています。
ただし、設備だけで栽培が完結するわけではありません。コンピューター上の設定は、実際の生育状況を確認しながら人の手で微調整されています。天候によって日射や気温が変われば、必要な養液の量も変わります。
さらに、高GABAトマトは水分ストレスを与えることでGABA値が高くなるなど、品種ごとに管理のポイントも異なるそうです。最先端の技術と、人の経験や感覚。その両方が、おいしさを支えています。
受粉には、生態系にも配慮して在来種の「クロマルハナバチ」を活用。菜園の中で働く“小さな働き者”が、日々の栽培を支えています。
ハウス内では、すべての株に均等に日光が当たるよう、伸びた茎を横にたるませるようにして、高さ(成長点)を揃えます。さらに、一房に成るトマトの数を揃えるための摘花も実施。大きさや品質を均一に保つための、大切な手仕事です。
トマト栽培では、病気のリスク管理も欠かせません。作業に使う器具はスタッフごとの専用とし、さらにレーンごとに分けることで、小さな異常があっても広がらないように細心の注意が払われています。大規模な生産の現場だからこそ、こうした丁寧な積み重ねが欠かせません。
令和8年4月から代表取締役に就いた桑原大八社長は、いわき小名浜菜園が開設された20年前、仕入れ担当者として関わっていたそうです。いわきに熱い思いを持ち、「トマトを通した地域とのつながりを大切にしたい」と話してくれました。
ちなみに、トマトの一番好きな食べ方は、「高リコピントマトに塩をかけて食べる」だそうです。シンプルだからこそ、おいしさがまっすぐ伝わる食べ方なのかもしれません。
また、総務部の佐川貴之さんは、「ラウンドトマトは生でもおいしいですが、玉子と炒めるなど加熱するとより旨味が増します」と紹介してくれました。
糖度が高い「アイナ」は、トマトが苦手なお子さんにもおすすめとのこと。
品種ごとに異なる魅力があるのも、いわき小名浜菜園のトマトのおもしろさです。
収穫されたトマトは、まず人の目でキズなどを確認し、その後、機械で重さを計測してサイズごとに選別されます。
スピーディーに仕分けされた後は、人の手で丁寧に箱詰め・袋詰めされ、出荷へ。最後まで、人の目と手を通して届けられています。
いわき小名浜菜園のミニトマトで作るトマトジュース「IWAKI RUBY(いわきルビー)」も、この菜園ならではの一品です。青臭みがなくすっきりと飲みやすい のが特徴です。
さらに、植物残渣を自社の処理施設で堆肥化・再利用するほか、新たに導入した機械で固形燃料化し、バイオマス発電のペレットとして近くの浄水場で活用するなど、持続可能な農業にも取り組んでいます。
事務所内は明るい雰囲気で、働きやすい環境づくりにも力を入れています。
「障害者雇用に関する優良な中小企業主に対する認定制度(もにす認定制度)」の認定を受けており、障がい者雇用は法定雇用率を超える約5%。
おいしいトマトづくりは、働く人を大切にする環境づくりにも支えられています。
トマトをプリントしたアロハシャツ姿で応じてくれた桑原社長と佐川さんからは、トマトへの深い愛情が伝わってきました。大規模で先進的な設備、そこに重なる人の目と手、そして地域への思い。いわき小名浜菜園のトマトには、そのすべてが詰まっています。見かけたときはぜひ、品種ごとの違いも楽しみながら手に取ってみてください。
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